降りしきる雪の中を新幹線に乗った。久しぶりの遠出。西北の吉方位取りをかねて、3年ぶりにお客様にお会いするのが目的の旅。車中は暖かく、程よくゆれるのがウトウト眠りを誘う。寝ては覚めまたウトウトしてまるで日向ぼこのような長閑さである。
窓の外の景色はいつしかグレーから白に変わって行く。軽井沢をすぎて下車案内のアナウンスが聞こえ急いでデッキに向かう。佐久平は一時雪がやんでいる様である。
駅から外へ出ると群青色の山の稜線が町全体を包んでいるようだ。晴れ間の青い空には雲がゆったり、たなびいて柔らかい感覚が甦る。出迎えの久しぶりのお客さんの家まで雪の国道を走った。
小海の町は白樺の林も梢も別荘の辺りは雪で覆われていて穢れなのい美しい風景が広がっている。教室の立ち上げの準備も、鑑定も済んで、ひとしきり冬の雪を楽しんだ。
西北の気の通り今月の西北に一白水気が回座している事も合わせて情の一白水気に最初から最後まで囲まれて完璧なまでに仕上がったことが何よりの吉作用でした。