新宿の夜

クリスマスのイルミネーションが綺麗なヒルトンでお茶に誘われた。久しぶりの事で懐かしく行ったが改装していて趣が変わり新鮮な感じがする。

彼は私と年齢はそんなに変わらないが独身の様に元気で活動している医者である。いつもさり気なくでは有るが、社会に貢献している事を、聖職である事を意識して生きている人である。その無頼な風貌からして周りからはまじめに見えていない。注射は抜群にうまくて痛くないし、病気の診察の勘は鋭いものがある。職人気質なのかもしれない。

その彼が言う。親父の責任で成人までは何も言わずにお金をふんだんに渡してきたが、子供がもう成人したからと言う理由で送金をストップさせると妻に宣言したそうだ。

学校にただ通うだけで、アルバイトをしているのは何故か？と妻に聞くと、彼の妻は社会に出て色々お勉強になるからいいでしょう。との返事らしい。

社会の為に、人の為になる仕事を選ばないで、誰でも出来る仕事につきたいのであればすぐに学校はやめなさい。但し、一生懸命にお勉強して国の役に立つ、人の為に成るお仕事をする為のお勉強なら、幾らでも援助する。と話したらしい。

この頃、本気でそのように意識を持って子供の教育をする親がどれだけいるのだろうか。妥協しないで、本気で子供の将来を考えている親はどれだけいるだろう。甘えと本気と本音を考えさせられた。力強い父親の顔が、夜もふけていく中で光って見えた。

占い新宿御苑で

早いもので気が付くと季節は寒い冬になっている。つい先日だったような記憶がよみがえり、なんて速いスピードだろうかと思わずにいられない。おかげで一日を30時間生きているように感じるのだから、実年齢はそうとうなものだ。しかし、真夏の暑い照りつける様な太陽が昨日の事のようにも感じる。

台湾から（中村譲　　俳優さん）が占いに来て、アメリカから電話の鑑定依頼が来て、ロンドンの商社の奥様からは通信鑑定を受けて、カナダからは帰省中の友人が訪ねてくれた。振り返ってみると外国も近く感じてしまう。オープンして半年過ぎても、まだまだ日本の、方々からそのうち行くからね。と声が届く。

これから、段々寒くなる日を思う度にカダケスに来てない地方の人達を思い、外国の悩める人たちを思い、少しだけゆっくりとした私の時間が過ぎていくのです。

蜜蝋のキャンドル

部屋中にほのかなやさしい香りと、ゆらゆら揺れるキャンドル。蜂の巣で出来ているから、甘い香りもしてくる。昨年、NPOスピリット東京でのキャンドル講座に出て初めて手にした。
粘土細工のようで無心になれたが、はて、出来栄えは余り良くなくて不恰好に仕上がった。友人に上げたら（まあ、なんて不器用なの？）と最初は馬鹿にしていたが、ほのかな香りに魅せられたらしい。もうすぐ、クリスマス、今年は少し上手に出来るかしら//
それなりに注文をつけながら、プレゼントをの催促がが来ている。だから12月の一仕事になっているのです。12月1日カダケスでの講座、貴方もきてみませんか？
楽しいですよ。手が泥んこみたいになるのを我慢したらお手製のキャンドルで心温まる、二人のメリークリスマスが出来るかもよ。

七の変化

夕闇迫った街道でカーラジオを聴くともなく聴いていた。アナウンサーの雑学に何だか引き込まれてしまい、その話の中からびっくりするような本当の事を伺えてすごく興味が沸いた。
気学では七つの変化を大事にしているが、気が変わるのは七つ目という事になり、陰陽が変わる時です。ところが医学では骨髄が変わるのは人間の体は七年目に新しくなると言う。そういえば心も同じである。七年目の浮気など人の心が変わる。運気の良し悪しに（有卦、無卦）が有り七年でかわる。初七日、お七夜、七草等、数えれば変化するさまざまなことが七で現されている。
良い時、悪い時の区切りがどうやら七に関係が有るのは（易学も、医学も、計算も、薬も、天文学も）起源は一緒だからだ。気が変わらぬ内になどとよく言うたとえ話も有るが、さしずめ変化するのは七である事を改めて見てみたい。

通信鑑定

インターネットは有り難かったり、また煩わしかったりで、どちらとも言えないがこの所有りがたくてお礼を言いたい気分である。
何年もかかって足を直して頂いたお医者さんからは、ホームページで私の職場を探し当てて訪ねて来て下さった。今日はアメリカから連絡があり、連絡先が分からないので（マダム晶子）で検索して御苑を突き止めたと。なんだかどこにいても見つかるのか。？　と自分の事ながら不思議な気持ちである。
アメリカの彼女は急がないのでメールでの鑑定を依頼して来た。アメリカで暮らして長いが、毎年今頃になると鑑定の依頼が来る。彼女は多分戌亥天沖殺の性かも分からない。それとも寒くなったニューヨークが人恋しくさせるからでしょうか？
何はともあれ、今日は私もパソコンで鑑定をして一言も話をしていないので、人恋しいです。

子宝

小柄な彼女は２０歳//　　　妊娠２ヶ月である。美人の顔立ちでにっこりするとあどけなさが残る。自分の体内に宿った命を、大切に思いこの世に出さなければと言う。出産は怖いのではないかと聞いてみたが、少し青味がかかった白い顔からは、悲壮とも思えるような決心が漲っているように見えた。出産費用やその後の暮らしにかかるお金を一生懸命に働いて生まれる前までに貯めていると言う。
彼女は強いなぁ、と思うと同時に席の向かい側に行き抱きしめてやりたかった。お父さんになるはずの彼は学生さんでどうしても諦めてくれと。そればかりで埒が明かないので自分ひとりで赤ちゃんを産むらしい。子供を産むという決断はその人の運勢が色濃く出てくる。（貴方がそういうから産む事を諦めた）と言う言葉もよく耳にするが、それは一見相手を思っているように聞こえてそうではない消極的な感じがする。
彼女の前向きな積極的な生き方に赤ちゃんが好運を運んでくる事は間違いない。決断する勇気もこれから闘う日々を元気な若さが救うような気がした。子宝とは彼女にささげたい言葉だ。来年の夏生まれる彼女の赤ちゃんに私も今から会うのを楽しみにしている。

新宿御苑の秋

御苑の町の中の柳通りに近い私の職場は（カダケス）と言う名の占いのお店です。秋の真っ盛りなのは先生方が収穫に伴う作業を始めていること。刈り入れの準備をしているのです。
ホームページの絵を描く先生、毎日パソコンとにらめっこしている先生。アレコレ思案して店内のレイアウトを土日かまわず夜中まで作業してくれる裏方のお兄さんや。
毎日忙しい御苑の（カダケス）なのです。私は夏の暑い盛りに生まれたのですが祖父はあきこと名づけてくれた。易学を知っていたとは思わないが七赤金性の意味は（実りの秋）
そのせいか知らないが季節で一番大好きなのは秋の今頃です。たまには時間を作って御苑の植物などの秋の風情でも見に行きたいと今日は思っているのです。

午後の雨

朝はパラパラ小雨交じりの中をそれでも少しばかりの晴れ間を縫って車を運転していた。鶴川街道から府中街道へ入り小杉を過ぎた辺りで空は明るく晴れた。丁度午後２時。日曜のせいか道路は混んでなくて早くつきそうだ。後３０分で依頼された店には行ける。
夜の路面は濡れていた、５時間余りの仕事の間に時々降っていたようだ。１０名程鑑定して喉がカラカラだ、今日はしゃべりどうしで空腹を感じる。
早々に街を離れ、ひたすら西へ西へと暗くなった夜道を急いだ。どこか適当な店を選んで一服のコーヒーをと思った矢先、ザァーと降りこんで来た。ワイパーも忙しく左右へ揺れるるがまったく視界を閉ざされた。慌てて近くの店へ逃げ込んだが段々雨足は勢いを増してくる。
まるで機嫌が悪いのか道路を叩きつけているようにも感じる。激しく容赦のなさは元気が良く若い雨にも見えてくる。コーヒーを飲みながらぼんやり外を眺めて、昔日の若い苛立ちが重なり、いつまでもいつまでも席をたつことが出来なかった。

祐気取り

吉方位へ行ってエネルギーを貰う事を祐気取りと気学では証して開運をしています。日常時間のない人達には１０日間のお散歩コースを選んで、その人の願望に合わせてエネルギーを取り込む作業をしている。
私も修行中の頃は明けても暮れても、夢中で吉方位へ出かけていた。人生そのもの意義を思い、そして業の深さを知り、どうしても歩く道を変えたいと願ってのことであった。何ヶ月も何年も過ぎた頃、少しも自分では変化していない様に思ったものである。
ところがふと自分の顔を眺めていて人相が変わったことに気づいた。そして、少しづつこの世の中を本気で歩いている自分。　私の人生が始まったのはその時からで随分遅い出方では有ったが、しっかりと根が付いた気分であった。気学に感謝した。　その後勉強が深まるにつれ八方位すべてに祐気を取り込んだ。最大の開運を成し遂げてきたと思っている。
吉方位の散歩を体験した人は必ず言う。（何かが変わると）そうです。エネルギーを取り込み開運しているからなのです。

一汁三采のお夕食

医食同源で食事をしたいと常日頃から考えていたがなかなか思うように出来ないもどかしさで苦しんでいた。このごろは仕事が終わるのが夜９時過ぎる。職場の近くで夕飯を済ませて帰る頃腹持ちが良いような感じがする。
ご飯の主食、主菜にお魚やお肉がひとつ、副菜に青菜のおひたしや酢の物をふたつ、これは栄養のバランスが非常に良いお献立である。一人暮らしの私はいちいちこれだけを毎日用意できないから、お店に感謝の限りである。
その、食事を取るようになってから、昼は少し重くしても大丈夫になった。出来る限りこのリズムを保ちたいと願っているのです。

きょうから立冬

今日から１１月節。そして暦の上では冬の始まり。
平成19年は二黒土気中宮の年、一年間を振り返ると（気学）の象意の通りに展開したように思う。民意の一般大衆が前面に出て主義主張を繰り広げる所となり、国家、民間を問わず、トップの離合集散も方々で起きた。
色々重ね合わせてみると、地球温暖化の影響は進んでも多少の気候の差が生じても、気学の展開する意味は変わらないことが分かる。
今年も残すところ後2ヶ月を切った。これから来年の運気を予想するが、（陰きわまって陽の始まる）一白水気の年。物事が一応の区切りを付けて始まる。明るい年を予想したい。

誰も知らない私の悩み ♪

ポインセチアの鉢植えが今年は見当たらない。暖冬のせいで生産できないらしいと、聞いた。赤い葉っぱの鉢植えが店先に並ぶ頃になると、そろそろクリスマスだなぁと思う。そして、一段と寒さも増す季節がやってくるのである。ほとんどの人がボーナスを当てにしたり、それぞれの思惑で懐の具合も気にかかる。そんな季節がポインセチアの出頃とかさなっていた。
街路樹にかすかに残る葉っぱがチリチリといかにも寒そうにゆれる頃になると、どこからかあのだみ声の心が癒されるアームストロングの（誰も知らない私の悩み）の歌が聞こえてくる。
ジーザー、あぁ神様//　なんて寒さに凍えながら聞くから心に染み入るのだろうか？今年は寒くならないままに年を越すのだろうか？紅葉狩りも、冬が来る準備も、ないままに新年になるのかしら？とふと思ったりしている。

みどりのレモン

みどりのレモンが伊東から届いた。ビタミンがいっぱい詰まった無農薬の自然で出来たレモンだ。今年はなんだか大きい。例年だと小ぶりでかわいいレモンがみどり色をしていることにも感動して、お茶にしたり、お風呂に入れたり、お料理に毎日使い、レモン付けの日々を送った。
お蔭様で一年間風も引かずに済んだ。それよりも１１月頃から日毎に冷え込む長い夜をレモンの香りがやさしく包んでくれた事は有り難かった。年が明けるころ、緑色も少しずつ黄色くなり始めたが味は少しも変わらない。
レモンの農園は海の見える丘にあり、このレモンの効果は髪の毛がふさふさなるらしい。私はあごの辺りからふさふさの毛が出てきてびっくりしたが、美味しいのです。