2007年10月16日火曜日

手相

ホームに慰問に行った。平均年齢は80歳。10名程度の比較的裕福な人たちばかりの有料ホームだ。 一時間はかなり長い時間で話す私よりも耳を傾けてくれる人たちが絶えらるかどうか案じたが心配することは無かった。
一番興味を引いたのは誰もが自分の命の長短を手相に見つけたいと、それはそれは真剣に挑んでいる。お独りお一人の手を観てまわる事で、あっという間に一時間は過ぎていった。 長生きしたいのではなくて、何時なのかを知りたい欲求で有った。
皆さんの手相のしわに刻み込まれていたのは生命線の長さと運命線の長さ、そして晩年に見られる勢いの線で有った。皆さん長生きで~す。と伝えるとニコッとした後一斉に複雑な表情をされた。  毎日変わると言うがそんなには変わらない。
変化が起きるのは、危険を知らせる印だけである。