古代中国の陰陽の考えの中に、奇数を縁起の良い数として捉えていた。一から九まである中で九つの数は一番大きくて陽である。また、高貴なロイヤルナンバー九。この九が重なる9月9日を(重陽)として邪気をはらい、長寿を祝う節句の日にしたのである。
菊の花の咲く時期と重なる事から別名(菊の節句)とも読まれている。宮中の紫辰殿では菊の蕾に真綿を掛けて一晩寝かせて絞った菊の汁を香りつけに使っていたらしい。
ちなみに気学では九を最高の数と定めて高貴な数は同じですが、色も一番高貴な皇帝の色の紫に定めて、(九紫火気)として教えられているのです。大自然を読む時は九紫火気で人を読む時は九紫火性として分けているのです。