立春から数えて二百十日は農家にとって最悪の厄日とされてきた。季節の変わり目にともなう気象条件が、暴風雨をもたらすことが多い時期にあたるからである。南太平洋から吹いてくるモンスーン気候風は二百十日を過ぎて10日間位は厄日と呼ばれて警戒されてきたからである。(10日過ぎ 二百二十日の萩の花)
8月はみんなお休みで、9月から働き始める。夏祭りで騒いで楽しんだ後は日本中がおごそかな気分で豊年を祝う。 神々に祈りを奉げるのも、台風がよけるように祈るのも9月からの事であった。
秋はスポーツの始まり、芸術の始まり、読書の始まり。夏バテを解消するように秋は食欲の始まり。そして夜長の始まりでもある。 まだまだある、人恋しい秋もそうである。 巷では残暑の照り返しもキツイが確実に季節は移っていく事を感じる。
満月に 暑さ冷めない 秋の風