2007年8月2日木曜日

百日紅

街路樹の百日紅がようやく花を付け始めた。まだ薄いピンクで少しひ弱い感じがしないでもない。夏を代表するこの花は、咲いては散り咲いては散りしながら10月頃まで息長く存在する。お寺の花という気がしていたが、この頃は街路樹になって目を楽しませてくれている。
供養花ではないが屋敷には植えては成らないと聞かされた事があった。多分(さるすべり)と言う字の持つニュアンスが家運が下がると表現したのだろう。この百日紅の花が私は大好きだが、訳を聞かれると、やはり真夏の太陽に照り付けられながら赤く元気良く、風に吹かれてゆらゆら咲いている姿は生命力の強さを感じ、元気を貰えるから。
   炎天の 地上花あり 百日紅   (高浜虚子)
8月から10月ごろまでの100日間どうかお天気で暑さを和らげてくれる花を楽しませて下さいと祈りたくなる。